道化が見た世界

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【Re:make/NO SCARED】

皆さん周知の通り、7月20日にONE OK ROCKのニューシングル、「Re:make/NO SCARED」が発売になりました。私は当日に購入したんですが、何処の店も品切れ状態(国民的人気度から察するに自明のことでしたが)で、4店舗目でやっと手に入れることができました。


曲の素晴らしさも然ることながら、私が常に異様な関心を持って期待しているもの、それはPVにおけるボーカルTakaさんのキレッキレな動き(前回、私はその総称をタカササイズ[Taka+エクササイズ]と命名しました)であります。


私とスカイ(前回のライブに共に参戦)は、常にそのタカササイズの歴史的変遷、その動向を注視しており、無論今回もその例外ではありませんでした。


そして、今回のニューシングル「Re:make」PVには、他のこれまでのPVとは完全に違う異質な「何か」が出現していたのです。この存在によって、本来あったタカササイズの更なる発展可能性を予見させましたし、また一歩違うステージへ、その駒を進めたなと、衝撃と感慨が入り混じったものを感じました。


では、その「何か」とは一体何か。



それは、「マイクスタンド」です。



この、マイクスタンドの存在によって、Takaさんは両手を自由に使えるようになり、その両手を最大限活用することによって、より大きな、躍動感あふれるタカササイズを繰り出すことが可能となりました。


これまでのPVの系譜(「完全感覚Dreamer」「Liar」「努努」「内秘心書」「Keep it real」等)では、全て片手でマイクを持ち、もう一方の手でタカササイズを加えるという形でしたが、今回のマイクスタンドの出現は、その系譜を打ち崩す革新的かつ前衛的なPVであると言うことができるでしょう。


唯一の難点は、その特殊性ゆえ、「カラオケでタカササイズを再現できない」という一ファンとしての慎ましやかな嘆きであります。この問題に対する解決策は、携帯用マイクスタンドを購入するか、カラオケに一緒に来た友達にマイクスタンド係をやってもらうかのいずれかでしょう。


私とスカイはカラオケに行く際、どちらのタカササイズがよりオリジナルに近いかを常に競い合っている訳ですが、今回ばかりは、彼にマイクスタンド係を担ってもらい、それを天命とし、私のタカササイズに従順なマイクスタンドになることで、お互いのワンオクロックへの愛を結晶化させたいと思っています。