道化が見た世界

エンタメ・エッセイ・考察・思想

今週のお題「睡眠時間」

 睡眠時間とは、私にとって活動時間と同義である。というのも、私はほとんどの時間を睡眠に充てているし、夢の世界の私の方が現実の私より遥かに活動的であり、華々しいからである。大学生の私は、今春休みの期間なのだが、本当にただ寝て食って寝ての生活を半永久的に続けている。私は惰性で生きているといっても過言ではない。


 私の周りの友達はそれぞれ充実した日々を過ごしているようだ。世に言うリア充という括りでいえばそうなるのだろうが、私が勝手にサブキャラの烙印を押している人達も結構予定は入っているようだから、もう私にはどうしようもない。


 そうした彼らと私を相対的に見て、焦燥感に駆られるのも確かにある。が、サブキャラもが、そんなに充実しているのなら、もう正直どうでもいい、別次元の問題である、と考えられる節がある。私はなにも躍起になって友達と遊びたい訳ではない。可愛い女の子達とぐらいしか遊びたくない。私は同性の男性諸君が総じてあまり好きではない。サークルには必ず障害物となる男性諸君がいるから、私はあまり顔を出したくない。ゆえに女子高などは私にとってパラダイスである。


 話が全く睡眠時間ではなくなっているが、私は寝ようと思えばずっと寝ていられる。今日の睡眠時間はだいたい14時間ぐらいだろうか。睡眠の醍醐味はなんといっても夢を見ることだろう。夢を見るのは面白い。私の夢は基本的に壮大なスペクタクルのもと展開するストーリーが多いが、そのエンターテイメントさは現実世界のそれを遥かに凌駕するものである。


 最近になって、長時間の睡眠は体に悪いとかなんとか言われているが、私にとってそれは好都合である。寝ながら幸福に満たされ、かつ死期が早まり、退屈極まりない現実世界からおさらばできるとは、なんとも一石二鳥の話でないか。