道化が見た世界

エンタメ・エッセイ・考察・思想

2014年 新年明けましておめでとうございます 本年度も何卒宜しくお願い致します

 読者諸賢、御無沙汰である。私は久しくこの場に姿を現さなかった。その理由はなにかと問われれば、そこに特に理由はない。本当にない。多忙が極まっていたわけでもなければ、惰眠をむさぼっていたわけでもない。いや、どちらかと言えば惰眠をむさぼっていた。まあそんなことはどうでもいいのだ。


 年が明けて2014年になった。私はなんと本年の年男であり、本厄であり、午年であり、ゆえに馬面である。そう、ご存知ないかもしれないが私は馬面である。ヅラという語感から粗暴な印象を受け、まるで馬鹿にされているようなので(馬だけに)、マイルドに言い換えればウマメンである。イケメンでありながらウマメンである。まあそんなことはどうでもいいのだ。


 私には物を書く使命が宿されていると思う。それは思いっきり独善的な思い込みなのだが、私の文章を読んで仮初でも救われた気持ちになってくれたり、楽しい気持ちになってくれるコアな読者諸賢の存在がある限り、私にはその使命が宿っていると思うのである。


 私は昨年の2013年、思いのほか文章によってアウトプットしようとする衝動が無かった。それは、私の中である程度、社会との関わりの中にある私自身が抱えるもやもやを言語化しきったのではないかという心境がある。私は言語化することによって私自身を腑に落としてきた。まるっきり読者を意識していない、自分を説得させる為に書いた文章が沢山散見されるのはその為である。

 
 2014年は、私の内省的な文章はある程度片隅に追いやり、読者諸賢を意識した、エンターテイメントを、ホスピタリティを、俗物的供物をプレゼントできればいいなと思っている次第である。個人的にはしゃべり、それに伴う身振り手振りの意識によってコミュニケーションにおけるエンタメを強化し(speaking領域)、また私が見聞きし感じたことを面白おかしく文章に還元したい(writing領域)と思っている。


 それでは本年度も何卒宜しくお願い致します。ファルスと共にあらんことを。